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魔剣鍛冶師ハンダゴのネタバレと感想!ハンダゴが生み出す魔剣とは!?少女に捕らわれたハンダゴの運命は!?

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2月25日発売の2019年第13号、週刊少年ジャンプに掲載されている読み切り「魔剣鍛冶師ハンダゴ」のネタバレと感想です。

 

ネタバレ

 

その剣に、何を込める・・・

 

『魔剣』

ある大国が戦の為に量産した特殊な力を帯びた剣であり、斬った対象を燃やす・腐らす・凍てつかせる・・・など、多種多様なものが存在する。

 

しかし、その魔剣は全て一人の少年が生み出していた・・・

 

その少年の能力とは・・・

 

大国『龍』 グウコドーバ城

 

城内に侵入したよそ者について話す男達。

 

再地下牢には何者も近付けてはならない、と話すヒゲの男の顔ギリギリを剣が通った。

 

「う・・・恨んでやる・・・!」

剣を放ったのは、地下牢に捕らわれている少年、魔剣鍛冶師のハンダゴだった。

 

ハンダゴは、昼食に嫌いな椎茸を沢山入れられた恨みで、またとんでもなく恐ろしい剣が出来てしまったと言った。

順調に恨むように言うヒゲの男。

 

そこへ、兵士たちが奴隷を連れて来た。

ハンダゴは、「試斬はもうしないと約束したハズだぞ!!」と叫ぶが、ヒゲの男は最近のハンダゴを信用できないと言った。

 

「グアアアアァァアーッッ!」

 

凄まじい叫び声に、思わず顔を覆うハンダゴ。

 

斬られた奴隷は苦しげに呻くと、顔が潰れて変形し、椎茸になった。

 

ハンダゴは言った。

「その名も『蕈頭(じんとう)の剣』・・・!」

 

ヒゲの男は剣を投げつけると、「貴様ーッ!またくだらん剣を作りおってーッ!!」と怒鳴った。

 

ハンダゴは、「何を言うか!一生その姿で恥を晒して生きていくんだぞ!?恐ろしいだろ!!」と怒鳴り返した。

 

そして、もう魔剣自体作りたくない、と静かに言った。

 

だが、ヒゲの男は、敵国の童が目の前で殺される所をまた見たいのかと聞くと、

「忘れるな。強烈な”恨み”を種とし、より強大な”魔剣”を生み出し続けろ」と言った。

「それが貴様の仕事であり、魔術師一族でただ一人生かされた使命なのだ」と。

 

ハンダゴは自分の両手から出る煙を見つめた。

 

”恨んでやる!戦も!世の中も!運命も!許さないぞ・・・!”

 

ハンダゴが剣に手を当てると刃の部分に模様が描かれた。

 

ハンダゴは涙を流しながら思った。

 

”僕から全部奪っておいて・・・!これから先もずっと・・・ひとりぼっちでこんな魔剣(もの)を・・・!!”

 

 

そんなハンダゴを、鉄格子の外から見ながら、もぐもぐと食べ物を食べる少女。

 

少女に気がつき、見つめるハンダゴ。

 

”めっちゃ、食べてる”

 

目が合い、焦るハンダゴに、「やんねーよ」と食べ物を隠す少女。

これ全部、自分が盗った飯だから、と睨んだ。

 

そこへハンダゴの食事を運んできた老人が少女を見つけて、何者だと叫んだ。

知らせに行こうと走る老人に、少女は背後から斬りつけた。

 

驚いて泣き叫ぶハンダゴ。

その間も肉に食らいつく少女。

 

斬られた老人は、「き・・・貴様・・・!」と少女の足を掴むと、「いや!!ご主人様!!もっと痛めつけて下されーッッ!!」と、少女の足の裏を自分の頬に擦り付けた。

 

引くハンダゴ。

 

老人に外で見張るように言いつけた少女は、ハンダゴに「良い剣だろ?」と見せた。

その剣で斬ると、生物でも無機物でもみーんな下僕と化して従順になる。

少女が戦場で盗ってきたもので、『悪臣の剣』という名前らしいと言った。

 

少女は、名前は当たっているかと聞いた。

ハンダゴはダラダラと汗を流しながら、「お宝くん」と答えた。

 

すると突然、少女が剣で鉄格子を斬り、驚くハンダゴ。

少女は、グニャリと曲がった鉄格子から中へ入ると、「よし・・・出るぞ」とハンダゴに言った。

呆然とするハンダゴ。

財宝を盗るつもりだった少女は、「魔剣作れるなんて超~面白ーじゃねーか・・・!!欲しい!!!」と言って、ハンダゴを自分の所有物にした。

 

”!!こ・・・この女(ひと)・・・盗賊だ~!!!”

 

慌てふためく兵士達。

 

「ガキが攫われた!!」

「これだけ兵がいるというのに、何故見つからんのだ!!」

 

そこへ、先程少女に斬られた老人が現れて言った。

「あっちだ!中庭の方へ逃げたぞ!!大柄の男だ!!」

 

柱の上から見ていた少女は、「偉い偉い・・・そのまましっかり働いてくれよな」と笑った。

そこへ、「・・・おい」と声をかけるハンダゴ。

ハンダゴは、胴を鎖でグルグル巻きにされ、少女に捕らわれていた。

 

少女は、今から塔の屋上まで一気に行き、向かいの崖に従順な巨樹があるから、そいつの枝で向かいの崖まで運んでもらってサクッと逃げ切ると説明した。

 

そして、「そこまでおとなしく着いてこいよ・・・んーと・・・半ダコ?」と言った。

「ハンダゴ!!」

人の名前を間違うなんて失礼だと言い、ハンダゴは少女の名前を聞いた。

だが、少女は所有物に語ってやる名は無いと言った。

「何だとーッ!?」

城から出たければ黙るように言う少女だったが、ハンダゴは飛んできた虫を見て悲鳴を上げた。

 

 

少女は、”所有物とはいえこんなガキに使いたくはなかったが・・・おとなしく従ってもらう・・・!”

と、サクッとハンダゴの右足に剣を刺した。

 

「ウギャーーー!!!刺した!!刺した!!痛いーッ!!!バカー!!バカー!!」

と大騒ぎで転げまわるハンダゴ。

 

剣が効かないことを不思議に思う少女の足元に、矢が飛んできた。

 

兵士達に見つかり、慌てて泣き叫ぶハンダゴを小脇に抱えて逃げる少女。

 

兵士を撒いた少女は、「何っっで効かねーんだ!」と逆ギレした。

 

ハンダゴは言った。

どういう訳か自分には魔剣の力は効かないし、魔剣自体使えない。

正直・・・この手に関しては城の連中の方が詳しいかもしれない、と。

 

自分の能力だろうが、とツッコむ少女に、本当は両親に教わるハズだったと言うハンダゴ。

 

ハンダゴの一族は生まれついて両手に魔力が備わっている魔術師の一族だった。

少数だが、個の力が大変大きく戦などの悪用されないよう、隠れて暮らしていた。

それが、ある日突然、ハンダゴ以外全員殺されていた。

放心している所を、この城の連中に保護され、「敵国の仕業だ」と教わり、魔剣を作らされた。

 

『この剣でそいつらを殺してくれ・・・!』

 

この時のハンダゴは奴らの言葉を鵜呑みにし、殺意を込めて恨み続けた。

だがそれは、強力な魔剣を作らせる為の虚言であり、結局一族はこの城の奴らに殺されていた。

 

ひとりぼっちで剣を作ってたハンダゴは、手について何もわからなかった。

 

黙って話を聞いていた少女は、思いついて言った。

「あたし、友達になってやろうか?ただし、無事に城を出られたらな」

 

”柄じゃねェけど・・・頼むからこれで少しは言うこときいてくれねーかな”

 

呆然と少女を見つめるハンダゴに気付き、言ったことを後悔する少女。

 

”・・・まぁ普通に考えてみりゃ、盗賊に言われても嬉しかねーよな・・・”

 

「そ・・・それは本当か!?」

 

勿論だと答える少女に、武器を全部貸すように言うハンダゴ。

理由を聞く少女に、「頑張って恨むからだ!!」と言った。

 

ハンダゴは、”あのクソヒゲーッッ”と見張りのヒゲの男を思い出し、「ぬぉぉぉ~ッッ」と剣に魔力を込めた。

 

”毎晩毎晩恋バナしに来るな!!”

鉄格子の外に座り込み話すヒゲの男。

「気色が悪いわッッ!」

 

小魔剣・『幻聴の剣』!!

斬った扉から声が聞こえ、兵士達が向かったところを、反対方向に逃げた。

 

 

”僕のデザインにケチつけるのも許せん!!”

枝分かれした剣を手に、鞘に収まらないと言うヒゲの男。

 

小魔剣・『造形の剣』!!

斬った物を操り、追って来る兵士達の道を塞いだ。

 

”そして毎食の椎茸!!!”

 

『蕈頭の剣・弐号』!!

斬られた兵士の頭は椎茸になった。

 

少女は「すげー・・・!」と楽しんでいた。

小さいから効力はすぐ消えると言うハンダゴに、「それでもスゲーよ!!」と褒める少女。

 

もうすぐ最上階だと喜ぶ少女は、ハンダゴの背中を叩くと、「お前と組んだらこわいもの無しだぜ!!」と笑った。

 

階段を上がる少女に向かって、ハンダゴは聞いた。

剣を使って、権力や勝利の為に人の命を奪ったりしないのか、と。

 

すると少女は、権力には興味がないし、人の命も盗らない主義だと言った。

 

”欲しい物があれば必ず全て手に入れる”

その生きがいに誇りがあると言った。

 

少女も、恨んでばかりの人生だった。

服を奪われ睨みつける少女。

 

だが、ある人と出会ってたたき込まれた。

上着を着せる男の姿を思い出す少女。

「クソみてェな人生を変えられるのは、恨みなんかじゃねェ」

 

少女は言った。

「自分の欲しい幸せは意地でも自分の力で掴みとれ!それらがつみあがった先に、世界一幸せな自分がいる!!」

 

少女はどん底から、”世界一幸せ”になろうとしていた。

 

階段の先に風の音が聞こえた。

「おいハンダゴ!出口だぞ!!」

 

ハンダゴは滝のように涙を流し、泣き出した。

驚く少女に、ハンダゴは泣きながら言った。

 

「一生檻の中だって思ってたんだぞ・・・!!本当に出れるんだ。しかも友達まで出来るんだ・・・!!ありがとう・・・!!ありがとう・・・!!」

 

そんなハンダゴを見て少女が言った。

「・・・カ・・・カンナだよ・・・」

聞き返すハンダゴに、

「名前!!カンナ!!」

とぶっきら棒に言うと、「覚えとけ半ダコ!」と殴った。

だが、ハンダゴは嬉しそうに

「うん!!カンナ!!」と笑った。

 

カンナの名前を呼びながら、嬉しそうにカンナの周りを歩くハンダゴ。

 

そこへ、「カンナ・・・『コーグ団のカンナ』か」と声がした。

 

カンナはハンダゴを抱えると、慌てて逃げた。

だが、その行く手には大柄な兵隊が待ち受けていた。

 

仲間はどうしたのかと聞く兵隊に、自分の趣味だから同伴してないと答えたカンナ。

兵隊は、「甘くみられたものだ!!」と言って剣を抜いた。

 

カンナは兵隊に向かって行った。

「だめだ、カンナ!!あの魔剣は・・・!!」

だが、カンナはすでに兵隊の頭上に飛んでいた。

 

兵隊が地面に剣を置いた瞬間、剣から雷が発生し、カンナに強力な電気が走った。

叫び声をあげるカンナ。

 

「カンナーッ!!!」

”あれは・・・魔剣『刃雷監獄の剣』”

 

その剣は、ハンダゴが殺意を込めて作られた魔剣だった。

 

 

兵隊は言った。

最近のくだらない魔剣と違い、最高の殺戮兵器として作られたものだ。

この剣は斬り加減次第で、その対象から幾多もの刃雷を落とせる。

 

そして、ハンダゴを諦めれば見逃すと言った。

だが、カンナはキッパリ断った。

兵隊は残念だと言って笑った。

 

その時、兵隊の体から鎧が落ちた。

カンナは『悪臣の剣』を構えた。

「いつの間に」と驚く兵隊。

カンナは体の痛みを我慢して、ハンダゴに言った。

「少し待ってろ。すぐ・・・出してやっからよ・・・」

「カ・・・カンナ・・・」

 

ボロボロと崩れる柱。

 

指先から流れ落ちる大量の血液。

 

カンナは、兵隊に足首を持たれ、逆さ吊りにされていた。

 

兵隊は意外としぶとかったと言いながら、カンナの持つ『悪臣の剣』を見つけると、この剣を使って遊んでやっても楽しめそうだと言った。

 

「待て・・・!交渉だ・・・」

 

髪を逆立て両掌から黒い邪気を放つハンダゴ。

 

「この恨みで、新しい魔剣を作ってやる・・・!!そして今後も城で魔剣を作り続けてやる・・・だから、カンナを見逃せ・・・!!」

 

兵隊はカンナを落として了承した。

 

「恨んでやる」

 

ハンダゴは剣に恨みを込めた。

 

”あの兵士を”

”国を”

”運命を”

 

”こんな事でしか、友達を助けられない、自分の無力さを・・・!!!

 

その時、ハンダゴの手元に剣が飛んできた。

「!!」

驚くハンダゴ”。

「カンナ・・・!?」

 

息も絶え絶えのカンナは言った。

「もう・・・恨むな。お・・・前にも・・・先へ進める・・・力がある・・・」

 

恨めばカンナが助かると泣くハンダゴ。

 

カンナは続けた。

「・・・お前が・・・このままじゃ・・・友達が不幸なままじゃ、”世界一幸せ”になれねーだろーが・・・!!」

 

その時、兵隊が「邪魔をするな・・・!」とカンナの頭を踏みつけた。

叫ぶカンナ。

 

次の瞬間、閃光が走った。

それは、ハンダゴの持つ剣から放たれていた。

 

光に驚く兵隊。

 

”クソみてェな人生をかえられるのは”

”まわりに対する『魔剣(うらみ)』なんかじゃない!!”

”僕に、力を!”

 

光り輝く剣を持つハンダゴ。

 

”生きる道に立ち塞がる檻をぶち壊す力を!!”

”僕が”

 

 

大きな爆発と共に現れたのは、カンナを抱え、剣を構えたハンダゴだった。

 

”友達を救う聖剣を!!”

 

思わずしゃがみ込んでいた兵隊は、ハンダゴの持つ剣を見ると笑って、見るからに素晴らしい剣だと言った。

渡せと言う兵隊に、剣を構えるハンダゴ。

 

兵隊は「小癪な!!」と『刃雷監獄の剣』を振りかざした。

 

大きな音と共に発生した雷がハンダゴに向かった。

 

「忘れたのか。僕に魔剣は効かない!」

 

呆然とする兵隊に、「破壊させてもらう・・・!」と剣を振り上げると、迎え撃つ兵隊の剣とぶつかり合った。

 

”檻の外へと、突き進む為に!!”

 

ハンダゴの剣は、『刃雷監獄の剣』を粉々に破壊すると、兵隊の頭に当たった。

 

青空の下、ハンダゴとカンナを乗せて荒野を走る馬。

 

「やっと決まったと思ったら・・・『友達の剣』~!?うげー・・・ダゼェ!ハズい!絶ッッ対やめとけ・・・」

 

『ゴミクズの剣』にしろというカンナに、「何だとーッ!?酷すぎだぞ、それ!」と怒るハンダゴ。

『友達の剣』は、魔剣を破壊する事以外は何も出来ないし、ハンダゴしか使えなかった。

 

ハンダゴは言った。

「名付ける時に誓ったんだ・・・もう恨まない!今度は・・・人を助ける剣を作る!それが僕の生きがいにしたいんだ!」

 

カンナは笑って言った。

「いいぞ~、親友ッ!」

 

そして、「脱獄祝いに三日三晩椎茸パーティだ!」とカンナ。

「え゛!!?」

驚くハンダゴに、好き嫌いしてると身長は伸びないし、他の食材を買い忘れた♡と言った。

 

「う・・・恨んでやるーッ!!」

 

この聖剣で”世界一幸せ”に!!

 

感想

あまりに不幸な生い立ちなのに、恨みで魔剣を作るのは嫌だというハンダゴは、優しい子なんだなと感じました。

カンナも、口と態度は悪いけど、本当はとても優しい女の子なんだと思いました。

その2人が出会って、ハンダゴの心が成長し、無事に城を出れたのはとても嬉しかったです。

でもハンダゴのネーミングセンスは微妙だと思いました。

 

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