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【獄丁ヒグマ 3話】のネタバレ。香との約束を果たすため向かうヒグマ

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獄丁ヒグマ3

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1月7日発売の2019年第6号に連載中の「獄丁ヒグマ」3話のネタバレです。

新連載第1話、第2話のネタバレは下記にまとめていますので、ご覧になっていない方はどうぞ。

ネタバレ

夜、更けて・・・

 

真夜中の2時をさす公園の時計。

ゾロゾロと集まる表情のない老人達。

そこへ大きな翼を持つ鳥の様な姿の亡者が、ジャングルジムに舞い降りた。

大きく裂けた口が、「さ、て、この現世にあまねく、全てのいのちに感謝をこめて」と囁くと、老人の目や口から泡が溢れだす。

舌舐めずりをした亡者が言った。

「いただきます」

 

大きなあくびをしながら、アルバイトで寺の庭を掃くアヤハ。

”静かすぎて眠くなるんだよな、この寺・・・”とボーとしていると、

「アヤハちゃん」と突然呼ばれ、驚くアヤハ。

振り向くと住職がにこやかに立っていた。

ウサ婆と呼ぶように言うと、クマ坊と一緒に食べておいでとお客にいただいた草まんじゅうをアヤハに渡した。クマ坊とはヒグマの事だった。

ウサ婆とクマ坊の呼び名に吹き出すアヤハに、みんなで仲良く食べるように言い残すウサ婆。「みんな」という言葉に不思議に思ったアヤハだった。

 

アヤハが淵現寺にアルバイトに通い始めて1週間がたち、彼女の日常は平和そのものだった。

兄も少しずつ立ち直ってゆき、安心すると同時に、淵現寺に通えば毎日のように亡者を目にすると思っていたアヤハは拍子抜けしていた。アヤハはヒグマの”仕事”に興味を持ち始めていた。

 

ヒグマの自宅に着くと、香ばしい匂いに気付くアヤハ。

匂いを辿って行ってみると、木の枝に足を引っ掛けてぶら下がり、「天井裏から機密を伝えにきた忍者って感じじゃね」と笑う男の姿が。

「逆さ吊りにされて煙責めの拷問にあってる罪人って感じかな」と返すヒグマと、相変わらずヒグマに使われ、七輪をウチワであおぐ壱号の手首もいた。

楽しそうに話す二人の様子を見つめるアヤハに気付くと、木から飛び降り「お邪魔してます!!」とキッチリ頭を下げて挨拶をする男。

アヤハは自分の家じゃないことを告げると、しばらく見つめ合い、同時に「誰?」とヒグマに尋ねた。

ヒグマはアヤハをバイトのお姉さんと紹介し、次に男の事を紹介しようとした時、アヤハはその男の格好に見覚えがあることを思い出した。

それは前回ついていった火事の現場で見た『分霊者』だった。

分霊者だと気付いた様子のアヤハに、男は自己紹介した。

「分霊印の持ち主にして!獄卒人のサポート役!分霊者のコバタとは俺の事よ!」

 

仕事の話をしていたと説明するヒグマに、遊んでいるようにしか見えなかったと突っ込むアヤハ。

アヤハの持っている草まんじゅうに気がつくと、七輪で焼き始めた。

ふいに、おやつも増えたしそろそろ出てきてくれないかと話すヒグマの視線の先には、木の陰からジッと見つめるオカッパの少女がいた。

驚くアヤハにコバタは自分が連れてきたと言った。少女は今追っている亡者の目撃者だった。亡者は生者には視えないが、子供のうちは視える人も多く、小さな目撃者に話を聞くことはよくあるという。

 

少女の名前は、雨谷香。年は5歳で、祖母と両親の4人暮らし。

両親を介して聞いた話によると、2日前の深夜、祖母が家を抜け出すのを見てついていくと、夜の公園に沢山の老人が集まっていて、コポコポと音を立てながら顔から何かを出し、口の大きな亡者がそれを呑みこむところを目撃したという。

その後、老人達は何事もなかったかのように帰っていき、香の祖母に尋ねても返事すらしてくれなかった。もともとお喋りだったのが急に口をきかなくなったという。

「ば、ば、ば・・・ばあちゃんを・・・ばあちゃんをたすけてください!!」

人見知りにもかかわらず、勇気を出して叫んだ香に、ヒグマはニッコリ笑いかけると、祖母が好きかと尋ねた。何度も頷く香。どこが好きか聞くと、「やさしいところ」と答える香。

ヒグマも自分の祖母が優しくていい人だが、ヒグマの呼び方を赤ん坊の時から変えないところが玉に傷だと言った。

それを聞いてコバタは「クマ坊な、クマ坊!あはははははははは」と笑った。

壱号がコバタの目の前で手のひらにパンチをするところを見せると即座に黙った。

 

香は、七五三の時に一緒にお寺に行く約束も祖母が忘れてしまったと落ち込む。

「俺が思い出させてやるよ!」と明るく言って安心させると、約束だと香と指切りをした。

 

コバタと香が帰った後、アヤハが香の祖母について尋ねると、ヒグマはアヤハに憑いていた魑魅(すだま)と同じだと答えた。

それを聞いて簡単に倒せると思ったアヤハだったが、ヒグマはそいつらを使役している亡者が問題だと言う。

「厄介だなァ、オイ!グズグズしてたら今に死人が出るぞ!」と突然アヤハの隣に現れたコバタ。

「戻ってくるの早っ!」と突っ込むアヤハに香の両親が迎えに来てたと説明しつつ、亡者は夜な夜な年寄りを集めて命寿を一斉に集めているから、今夜にでも叩かないとヤバイと忠告する。

 

命寿が何なのか聞くアヤハに、ヒグマとコバタは顔を見合わせ、命寿は亡者が生者に憑こうとする最大の理由だと説明した。

 

真夜中の公園の暗がりで、烙に、なぜついて来たのか聞かれるアヤハ。

 

回想・・・

ヒグマに今夜もついて行ってもいいか尋ね、あっさり断られたアヤハだったが、隣で見ていたコバタがオーケーサインを出したのだった。

 

ヒグマに怒られると心配する烙に、コバタは「いーいじゃーん、別にー」と軽く言う。

ヒグマは普段適当なくせに、仕事の事になると急に頭が固くなるから、そういう時は6割7割言うことを聞いていればいいと言う。

あまりに無責任な理屈に、アヤハと烙は呆れる。

コバタは続けて、アヤハが単純な興味以上に、自分を助けてくれた獄卒人がどういう存在か、どういう人間か知りたくなる気持ちが自分にもわかると言った。

「まァ役に立たないって事もないだろうしな」と最後に呟いたコバタの言葉に疑問を感じるアヤハ。

 

その頃、高い木の上で様子をうかがっていたヒグマ。

”来た”

ゾロゾロと集まってきた老人達の頭上から、月を背に大きな翼の亡者が飛んできた。

コバタが言った。

「さ、ヒグマの”仕事”が始まるぞ」

 

徐々に明らかになる獄卒の仕事・・・

 

感想

香の祖母を心配する気持ちに寄り添い、元に戻すと約束をしたヒグマに優しさを感じました。

ヒグマの仕事に興味を持ち始めたアヤハの今後と、コバタがアヤハに向けて言った「役に立たないこともない」という言葉が気になります。

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