鬼滅の刃 143話のネタバレと感想!幸せの道はずっとずっと遠くまで続くと思っていたしのぶは無念をはらせるのか!?

2019年第9号、週刊少年ジャンプ連載の「鬼滅の刃」143話のネタバレです。
前回142話のネタバレは下記にまとめているので、まだの方はどうぞ。
ネタバレ
かつては笑顔が咲いていて・・・
笑顔の父親にじゃれる、しのぶとカナエ。それを優しく見守る母親。
”幸せの道はずっとずっと遠くまで続いているって思い込んでいた”
”破壊されて、初めてその幸福が、薄い硝子の上に乗っていたものだと気づく”
殺された両親の前で怯える二人は、悲鳴嶼によって助けられた。
”そして、自分たちが救われたように、まだ破壊されていない誰かの幸福を、強くなって守りたいと思った”
”鬼を倒そう。一体でも多く、二人で。私たちと同じ思いを、他の人にはさせない”
二人で手を握り締め、誓いあう二人。
”力が弱くても、鬼の頸が斬れなくても、鬼を一体倒せば、何十人。倒すのが上弦だったら、何百人もの人が助けられる”
会心の一撃により、童磨の頸を貫き、天井へと突き刺したしのぶ。
”できる、できないじゃない。やらなきゃならないことがある”
「怒ってますか?」
剣が抜け、床へと落下しながら、しのぶの脳裏に浮かぶ炭治郎。
”そう、私、怒っているんですよ、炭治郎君”
”ずっとずーっと怒ってますよ。親を殺され、姉を殺され、カナヲ以外の継子も殺された”
”ほんと頭にくる。ふざけるな馬鹿”
”なんで毒、効かないのよ、コイツ。馬鹿野郎”
しのぶの目に映る、天井に張りついたままで満面の笑顔を見せる童磨。
童魔はしのぶを引き寄せて抱きしめると、涙ながらに叫んだ。
「えらい!!頑張ったね!俺は感動したよ!こんな弱い女の子がここまでやれるなんて。」
さらに続けた。
姉より才も無いのに、よく鬼狩りをし、死なずにいた奇跡。
全部全部無駄だというのに、やり抜く愚かさ。
しのぶこそ自分が喰うに相応しい人間だから、永遠を共に生きよう。
そして、言い残すことはあるかと聞く童磨。
「地獄に堕ちろ」
しのぶは言った。
その時、扉を開け、カナヲが現れた。
天井で童魔に抱きしめられたしのぶをみて驚く。
「師範!!」
その声に気付くと、しのぶは最後の力を振り絞り、指文字でカナヲに何かを伝えた。
それを見た童魔は、カナヲの目の前でしのぶの体を締め付けた。
しのぶの骨の折れる音を聞き、しのぶの手から剣が滑り落ちるのを見たカナヲは、怒りで叫びながら童魔に向かって剣を抜いた。
『花の呼吸 肆ノ型 紅花衣』
だが、すでに童魔の姿は無く、振り向いたカナヲは、床に着地した童魔の速さに驚いた。
「吸収してる最中に斬りかからないでおくれよ」
と、しのぶを吸収しながら微笑む童磨。
怒りと恐怖で震えるカナヲに、挑発に乗らないのは、しのぶが指文字で自分の能力を教えたからかと聞いた。
無駄なのに頑張り屋さんだと言うと、自分の胸元で吸収されつつあるしのぶの蝶の飾りをなでた。
そして、次から次へと上等な御馳走がやってくると喜びながら、残された蝶の飾りを舐める童磨。
”好きな人や、大切な人は、漠然と明日も明後日も生きてる気がする”
”それはただの願望でしかなくて、絶対だよと約束されたものではないのに”
”人はどうしてか、そう、思い込んでしまうんだ”
一方、鬼殺隊隊士・我妻善逸が、襖に向かって話しかけていた。
「いるんだろ、出て来い」
「口の利き方がなってねえぞ、兄弟子に向かって」
と、鬼と化し、不敵な笑みを浮かべて現れたのは獪岳だった。
「獪岳。鬼になったお前を、俺はもう兄弟子と思わない」
因縁は収束する・・・
感想
しのぶが無念を晴らせず、とても残念です。
常に無邪気で残酷な童魔が怖いです。
しのぶの意思を引き継いで、童魔と対峙するカナヲ。
鬼と化した兄弟子と再会した善逸。
二人の戦いの行方が気になります。