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くにはちぶ 第23話のネタバレと感想!あざみとたんぽぽの味方!?

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6月17日発刊の少年マガジンエッジ2019年7月号に連載中の『くにはちぶ 第23話』のネタバレと感想です。

前回の内容は下記からごらんください。

くにはちぶ 第23話のネタバレとあらすじ

 

「らんどうそうり~」

元気に名前を呼ぶ園児達。

「は~い」

満面の笑みを浮かべ、蘭堂総理が現れた。

 

蘭堂が園児を抱きかかえる映像をバックに、リポーターの女性が蘭堂の紹介をした。

「バブル以来の好景気を牽引する蘭堂総理。園児にも大人気です!」

 

「強い国!ニッポン!」

園児に囲まれ、右手を力強く上げる蘭堂。

 

休憩に入った蘭堂の元に、以前たんぽぽの家へやってきた役人達がやって来た。

「くにはちぶについて、ご報告を」

 

「くに・・・?何だっけそれ?」

顔を拭くのをやめ、総理は不思議そうに言った。

 

蘭堂は園児達に呼ばれて返事をすると、「まぁうまくやってくれたまえよ」と言い残して、園児達の元へ駆けて行った。

「畏まりました」

 

たんぽぽの家の玄関のドアの前で迷うあざみ。

 

自分が迎えに来なければ、たんぽぽは外に出ないかもしれない。

自分が助けたりしなければ、学校に行くこともなく、怪我するようなこともないかもしれない。

 

”私は助けているの?それとも・・・”

 

あざみがインターフォンを鳴らそうとしていた指を下ろした時、ドアが開き、たんぽぽが覚悟を決めた表情で現れた。

 

「おはよう!あざみちゃん」

 

たんぽぽはいつも通り、笑顔で挨拶をすると、「行こう!」とあざみの横を通り過ぎた。

驚いていたあざみだったが、すぐに覚悟を決め、たんぽぽの後ろを歩いて行った。

 

学校につくと、たんぽぽはあざみの背中に手を添えながら言った。

 

「私が学校に行くことで、あざみちゃんも危ない目にあうかもしれない。私が苦しめてる。はっきりわかってて、私は・・・それでも、ここに来た」

黙って聞くあざみ。

「あざみちゃんも、私を苦しめるかもって思いながら、それでもここに来た!来てくれた。そうでしょ?」

あざみは俯いた。

「今更もう助けないでなんて言わないから、だからあざみちゃんも私に遠慮しないで助けて」

たんぽぽは甘えることを謝り、笑顔で言った。

「付いてきてくれてありがとう、あざみちゃん。めちゃくちゃ嬉しい!」

 

”震えてる。怖いんだな、学校中に敵視されて。いや・・・私に見捨てられるのが怖い?”

 

あざみはふと、自分がそう思わせて不安にさせたことに気付いた。

再び決意するあざみ。

 

”私は何を迷うことがあったのか。たとえたんぽぽを苦しめたとしても、私が・・・”

 

その時、たんぽぽは何かに気付き、あざみを力いっぱい突き飛ばした。

驚くあざみのすぐ後ろに、大きな音を立てて落下した机。

「!!?」

驚愕する2人の間で、机はまだ反動で動いていた。

校舎の上階から笑い声が聞こえた。

 

”私が・・・助けられた・・・”

 

あざみは、そもそも自分がたんぽぽを助けられるのか不安になった。

 

教室に入ると、クラスメイトがざわついた。

クラスほとんどが来てることを確認し、あざみは思った。

”こいつらも全員・・・私の敵か・・・”

 

その時、女子生徒が2人、あざみの元へ駆け寄ってきた。

「動画見たよ!」

「すっごいかっこよかった!」

理解できないあざみとたんぽぽ。

 

『名乗るほどの者ではないわ』

 

画面の中で、竹刀を構えるあざみ。

あざみの周りには数人の生徒が集まり、あざみが竹刀で3人も一気に倒した話で盛り上がっていた。

動画ももうすぐ100万再生超えそうだと、興奮気味の女子生徒達。

だが、あざみは両手で顔を覆い、誰がアップしたのか聞いた。

画彩が自分の動画だと自慢してたと聞き、あざみは席を立った。

 

「まあ、ジャーナリズムっていうの?スクープの方から僕に撮って下さいって飛び込んでくるわけね」

画彩は自分の席で生徒に囲まれ、得意げに言った。

「これからもガンガン撮っていくから。楽しみにしててよ」

 

そこへ、「画彩く~ん」と不良達が現れ、集まっていた生徒達が散っていった。

不良達は、動画の収益が出たか聞くと、ロイヤリティを前金でよこせと言った。

その時、不良達の後ろから、「おい、メガネ」とあざみが現れた。

 

「来い」

 

まばたきもせずに命令するあざみ。

「・・・ハイ」

 

画彩が連れて行かれるのを、無言で見送った不良達は呟いた。

「あいつには・・・手を出さないようにしよう」

 

「ああドーモ菊池さん?画彩くんから話は聞きました?」

調子よく挨拶する男。

男は、あざみを釣る為にあの動画をアップしたと言った。

訝るあざみに、自分たちもくにはちぶと戦っていると言う男。

たんぽぽや都さんの保護者、弁護士と共に、ひっそりとではあるが、この法律に反対する活動をしていると説明した。

 

「さて、菊池さんは戦えていますか?」

真剣な表情になり、あざみに問う男。

動画では格好良く見えを切っていたが、これからも一人でやっていけるかと聞かれ、言葉に詰まるあざみ。

 

「手詰まりじゃあないですか?」

男は、学校に行けるようになったが、それからはどうするのか聞いた。

法律と戦うには大量の味方が必要だと言う男。

そして、今のままでそんな仲間はできるのか、増やす方法はあるのか聞いた。

黙り込むあざみ。

 

男は、あざみの動画が注目されたことにより、自分なら、その動画を使って味方を作ることができると言った。

 

くにはちぶと戦うには”何でもする”という覚悟が必要だが、その覚悟があるのか確認し、ないなら止めるように言う男。

半端に関わることは、誰のためにもならない、と。

 

あざみは、男に信用できないと言った後、宣言した。

「覚悟なら、十分だ」

 

男は納得すると、信用のためにたんぽぽの家に放課後集合と伝えた。

そこで「戦い方」について話すと言う男の言葉を遮り、あざみは電話を切った。

 

そこへ、階段の下の壁から、たんぽぽが心配そうに顔を出した。

「あざみちゃん?」

あざみは携帯を画彩に放り投げると、たんぽぽの方へ階段を下りて行った。

 

”もう迷わない。必ず助ける。どんな手を使ってでも”

 

「ハイ、ドーモー。現役女子中学生、ミーチューバー「あざみん」デース」

カツラを被り、硬い表情で話すあざみ。

 

その姿を見て、あざみに申し訳なく思うたんぽぽの父。

 

「今日から開設のこのチャンネルですけど、まずは私の無言を見てて下さい」

そう言って黙り込むあざみ。

 

しばらくすると、横からたんぽぽが顔を出した。

「はじめまして、道端たんぽぽです」

自己紹介し、自分がくにはちぶの対象者であることを明かしたたんぽぽ。

たんぽぽは、法律により、親や友達、先生など、あらゆる人に無視されていると話した。

 

「そして・・・私を無視しなかった人たちは、みんな逮捕・・・されました」

 

静まり返る室内。

 

”たんぽぽ?”

心配になり、横目でたんぽぽの様子を窺うあざみ。

 

「逮捕して・・・何になるの」

たんぽぽは、俯いたまま言った。

「法律だから?悪人でもない人を捕まえていいの?」

そう言って、顔を上げたたんぽぽの目から、涙がこぼれ落ちた。

 

無視することができなかっただけの優しい人が、轢き殺すことができなかっただけの人が、元気付けてくれただけの人が、死の淵から救ってくれた人が・・・。

「悪人のはずがない!」

 

たんぽぽは再び俯いた。

「今も私を無視しないで助けてくれる人たちが・・・悪いわけないじゃない・・・」

 

男は、たんぽぽの感極まった様子を見て、ほくそ笑んだ。

 

「この優しい人達が捕まったのは全部。全部!」

 

”ここでそう!「くにはちぶが悪い!」”

たんぽぽがそう叫ぶことを期待した男。

 

「全部、私のせいだ」

 

言葉を失う男と父、あざみ。

 

「私が・・・普通に暮らそうとしたせいだ」

膝に置かれた手の甲に涙が落ちた。

 

真っ直ぐ前を見つめるあざみの目からも、涙が零れ落ちた。

 

「それでも私は・・・普通に暮らすよ」

たんぽぽは、正しいかはわからないが、人間が普通に暮らすことは間違いではないと思うからと言った。

 

「私の戦いはこれだけです」

期限がすぎて次の人が決まる前に、みなさんにはこの法律が本当に必要か判断してほしいと訴えたたんぽぽ。

 

「誰もが人として・・・ただ普通に暮らしていける。そうあるべきだと私は思います」

 

男がOKを出し、このままアップしようと言った。

たんぽぽは、涙を流しているあざみに、こんなことをさせたことを謝った。

「ありがとう。大好き」

たんぽぽはあざみを抱きしめた。

 

「早速コメントがつきましたよ」

パソコンを覗いた男は絶句した。

 

その様子に、「何ですか?」と不安げに尋ねる父。

 

「『死ね』、だそうです・・・」

 

青ざめるたんぽぽ。

 

突き刺さる、残酷な言葉。

 

感想

『くにはちぶ』と言う言葉さえ覚えていなかった蘭堂に驚きました。

たんぽぽを助けることが、たんぽぽにとっていいことなのか迷うあざみですが、何度も心を奮い立たせる姿に感動しました。

意を決して流した動画も、残酷なコメントから始まってしまい、心配です。

次の展開が気になります。

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