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最後の西遊記第2話のネタバレと感想-コハルを連れてきた理由と護ると決めた龍之介の決意!

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3月11日発売の2019年第15号、週刊少年ジャンプ連載の「最後の西遊記」2話のネタバレと感想です。

 

前回話のネタバレは下記にまとめているので、まだの方はどうぞ。

 

 

最後の西遊記第2話のあらすじとネタバレ

 

「お前を愛させる為に、俺はコハルを連れてきた」

 

父の言葉に絶句する龍之介。

 

「何で俺なんだよ」「他の誰かじゃダメなのかよ」

戸惑う龍之介に、父は土下座して謝った。

 

「すまない、龍之介・・・。これはお前にしか頼めない事だし、それしか世界を護る方法は無い」

そして、今はこれしか言えないと言った。「言わない」のではなく、「言えない」のだと。

 

父は、頭を下げたまま言った。

 

「コハルの力は当然恐いだろうし、父ちゃんの事・・・身勝手だと思うのも、理不尽だと思うのも当然だ」

「だから俺の事は嫌いになってもかまわない」

「だが覚えておいてくれ・・・。父ちゃんはお前が一番大事だ。これは全部、お前の為の事なんだ」

そして、「だからどうか・・・コハルといてやってくれ」と続けた。

 

黙って聞いていた龍之介は、父に顔を上げるように言った。

 

「・・・」顔を上げた父。

 

そこに思い切りパンチをした龍之介。

父は後ろに倒れた。

 

「『嫌いになってもかまわない』だ?」と言って、父の胸ぐらを掴む龍之介。

 

「とっくに嫌いだ!!馬鹿親父!!」

 

龍之介は叫んだ。

 

「わけわかんねー事ばっか勝手に俺に押し付けて!俺の気持ちなんか知りもしねぇで!!」

 

「『世界を護る』なんて知らねーよ!!父ちゃんが勝手にやれよ!!」

 

「俺は野球がしたかったんだ!!ホームランが打ちたかったんだ!!

 

「父ちゃんの事だって、嫌いになんかなりたく無かったんだ!!」

 

鼻血を流しながら、龍之介を見つめる父。

 

「コハルの面倒みるのだって、父ちゃんの頼みだからと思って・・・頑張ってたんだ・・・。・・・なのに、何でだよ・・・」

 

俯き、涙を流す龍之介。

 

「父ちゃんの事、嫌いになったのに・・・。あいつの能力の事、知っちまったのに。俺はもう・・・あいつの事・・・」

 

龍之介はコハルとかわした約束を思い出していた。

 

「何で出会わせたんだよ・・・。言っちまったじゃねぇか・・・。決めちまったじゃねぇか・・・!!」

 

龍之介は涙をぬぐった。

 

「だって俺もう知っちまったんだ。あいつはきっと、誰よりも・・・」

 

「ごめんなさい」

 

龍之介の言葉を遮り、襖の奥から聞こえてきたコハルの声。

 

驚いた龍之介と父は、慌てて襖を開けた。

 

「コ・・・コハル!?」

 

だがそこには、敷かれた布団だけが残り、コハルの姿はなかった。

 

「お前がデケェ声、出すから起きちまったんだ!!」と父。

「あ!?元はと言えば父ちゃんが・・・」

 

言い返そうとした龍之介は、ふと気付き、呟いた。

 

「・・・聞かれてたって事だよな・・・。また、傷つけちまった・・・」

 

父は、「最初に言うのがそれかよ・・・」と言った。

 

「あ゛あっ!?」

イラつく龍之介。

 

コハルのせいで自分も傷ついたクセに、まずコハルの心配をする龍之介を見て、父は、コハルの能力の恐さを知って尚、コハルの事を思いやれる人間は一体どれくらいいるんだろうと呟いた。

 

そして、龍之介のその優しさは、コハルの相手に選んだ理由とは関係ないと言いつつ、「コハルの相手がお前で・・・、俺の息子がお前で良かった。心からそう思うよ」としみじみ言った。

 

龍之介は、そんな父の横っ腹を思い切り蹴った。

「いでぇ!!」

 

龍之介は、そんな事は今はどうでもいいと言って立ち上がると、コハルの行方を心配した。

 

父は、家の敷地から出るには「浮く」しかないので、人里へ降りてはいないと言った。

驚く龍之介に、先程目撃した通り、コハルは宙に浮いて移動できると説明した。

 

じゃあ何で熱中症になった時に移動しなかったのかと聞く龍之介。

父は、喋らないのと同じ理由だと答えた。

自分の能力で誰かを傷つけない為。他人の妖怪を実体化させない為。他人の「蒙」を啓かない為だと言った。

 

理解できない龍之介。

 

父は説明した。

妖怪が実体化する条件は、それが存在すると知ってしまう事だった。

人は誰でも、実体を持たない恐怖の塊「妖怪の卵」を抱えている。

しかし、人は視覚を過大評価し、「目に見えぬモノ」は存在しない・・・ありえないと決めつけ、妖怪の卵の存在を知らずにいる。

つまり「ありえない」という思い込み・・・「無知さ」で、人間は「妖怪の卵(しんじつ)」を筐の中に閉じ込めた。この筐を「蒙」と呼んでいる。

そして、コハルの能力の本質は、他人の「蒙」を啓く力である。

「言葉で示す」ほどの確実性はないが、「宙に浮く」なんて「ありえない」事を見せても、他人の「蒙」を啓く可能性がある。

だからコハルは誰かに見られる可能背のある場所では絶対に超常的な力を使わない。

全ては他の人間を傷つけない為。

「ありえない現象」を見せない為。

たとえそれで自分が傷つく事になろうとも、コハルは自ら不自由を選んだ。

 

 

父は、龍之介に自分の力を知られたと悟ったコハルは、能力を隠す必要は無くなったから、「浮いて」どこかへ行ったと推測した。

 

どこから探そうかと悩む父に、「・・・見当ついたよ。コハルのいる場所」と言う龍之介。

 

龍之介は言った。

確かにコハルの能力を恐いと思ったが、コハルが誰より優しくて、恐くないって事も知った。

なのにコハルは、「俺がコハルを恐がってる」と思い込んでいて、安心させる為に姿を隠した。

つまり、俺が絶対行かないであろう場所。

 

龍之介と父は、蔵の前に来た。

 

「・・・俺にとって一番恐ぇ場所。蔵の中だ!!」

 

蔵に閂がかけられているのを見て、ハズレだったと思った龍之介。

しかし、宙に浮けるコハルなら、壁を通り抜けられても不思議はないと父は言った。

 

父は、自分が一人で中に行くので、龍之介には残るように言った。

コハルの力によって龍之介の「蒙」は啓かれている為、蔵の中に入れば、今度はコハルの言葉無しでも、妖怪は実体化するだろうと予想したからだった。

 

龍之介は父の持っている棒を貸してくれと頼んだ。

父がその棒を伸ばし、妖怪を倒す所を見ていた龍之介。

 

父は言った。

確かにこれなら妖怪を倒せるし、龍之介でも使える。

だが、今わざわざ危険を冒してまで、お前が行く必要は無い。

コハルに好かれるのはゆっくり時間をかけてでいい、と。

 

龍之介は父の背中を肘で殴った。

 

「あでぇっ!!」

 

龍之介は言った。

コハルが消えたのは「俺が恐がってる」と思ったからだ。

きっと今連れ戻してもまたすぐ消えてしまう。

だから俺は、コハルと一緒にいるのは恐くないって事を示さなければならない。

その為には、俺があいつの前で妖怪を倒すしかないだろう、と。

 

「恐くねぇのか?」と聞く父に、龍之介は「恐ぇさ」と答えた。

 

そして、以前、俺のせいで傷ついたくせにコハルが俺にあやまった時、何かすごく痛かったと言った。

 

龍之介は、誰も傷つけない為に自分を傷つけてきたあいつを思うと、ここんとこが何か苦しいんだと言って、胸を抑えた。

 

「コハルが痛ぇと、俺も痛ぇんだ・・・!」

 

龍之介は必死に訴えた。

 

「・・・この痛みを止めるには・・・俺があいつを護るしかねぇんだ!」

 

「コハルに好かれる為じゃねぇ・・・。ましてや世界の為なんかでもねぇ・・・!俺は俺の為に・・・コハルを護ると決めたんだ!!」

 

黙っていていた父は、持っていた棒を龍之介に差し出して言った。

 

「他人が傷つくより自分が傷ついたほうがマシ」と考えるコハルと龍之介は似てる。

龍之介がそれで良いならもう止めない、と。

 

「・・・受けとれ。使い方を教えてやる」

 

龍之介は棒を手にして、「ありがとう、父ちゃん・・・!!」とお礼を言った。

 

暗闇の中、無言で座るコハル。

 

大きな音と共に開かれる蔵の扉に、コハルは驚いた。

「!」

一番奥の壁に座るコハルが、射しこんだ明かりに照らされた。

 

「よっ!!コハル」

龍之介は、「お前本当に壁をすり抜けられんだな」と言いながら、コハルの元へと歩いて行った。

 

「・・・何で」

思わずコハルは呟いた。

 

「!」

龍之介は言った。

「何でって・・・。それはこっちのセリフだ、バカ。何でこんな所に来たんだよ」

 

「・・・約束したよな?もう俺に遠慮しないって。悪くもねぇのに・・・あやまったりすんなって」

 

龍之介はコハルの目の前にしゃがんだ。

 

「・・・もう絶対、お前独りになんかしないって。心配すんな、コハル。お前はなーんも悪くねぇよ」

 

「・・・この家で悪いのは父ちゃんだけだ」

扉の外で聞いていた父は、ぐうの音もでなかった。

 

龍之介は立ち上がった。

「・・・それになコハル。兄ちゃんはお前の能力なんて・・・妖怪なんてちっとも恐くねぇんだ」

 

戸惑いの表情を浮かべながら、龍之介を見上げるコハル。

 

「・・・だって兄ちゃん、妖怪なんて簡単にやっつけられるからよ!!」

 

【・・・もちろん嘘だ】

 

「だからお前の言葉で妖怪が出たって、ちっとも恐くねぇんだ!!」

 

【俺は妖怪なんか倒した事はない】

 

龍之介はサッと左手を上げて、合図をした。

 

【・・・だけど俺は、見せなきゃならねぇ】

 

扉を閉める父。

 

【あの日俺が見て、知った様に】

 

「!」

扉の閉まる音に驚くコハル。

 

【「嘘みたいな事」だって起きるんだと】

 

龍之介の筐の中から漏れ出る妖怪の卵。

 

【コハルに見せてやらなきゃいけねぇ】

 

『バタン』

完全に閉まる扉。

 

【・・・だから俺は、今日ここで】

 

龍之介の後ろに現れた、目や口が無数にある巨大な妖怪。

 

【ホームランを打たなきゃならねぇ!!】

 

妖怪が、龍之介に向けて左のカマを振りかざした。

 

龍之介は、父から借りた棒で受けた。

 

「・・・約束してくれ、コハル」

 

「・・・」

 

「もしここで兄ちゃんが妖怪を倒したら・・・」

 

龍之介は棒を持ち直し、構えた。

 

「これからは二人でたくさん、色んな事喋ろうな!!」

 

恐いけど・・・恐くない!妖怪(きょうふ)に打ち勝て!!

 

感想

龍之介のコハルへの優しさが伝わってきて、とても感動しました。

コハルの為に、恐怖に立ち向かう龍之介はとても格好良かったです。

父から借りた棒で、妖怪とどう戦うのか楽しみです。

それから、なぜ龍之介が選ばれたのかが気になります。

 

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