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最後の西遊記第3話のネタバレと感想!電動丸のこで切っちゃっていいのか!?あれを…

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3月18日発売の2019年第16号、週刊少年ジャンプ連載の「最後の西遊記」3話のネタバレと感想です。

 

前回話のネタバレは下記にまとめているので、まだの方はどうぞ。

 

最後の西遊記3話のあらすじとネタバレ

 

忘れ得ぬ思い出・・・

 

【「意識のないままゆっくり死んでいくしかない」】

【そんな母ちゃんの病室に俺が一週間寝泊まりしたのは、「母ちゃんの最後を看取る」ただそれだけの為だった】

 

病室のベッドの脇に、床に敷いた布団で眠る龍之介。

 

【意識のない母ちゃんには声すら届かない。こんなに近くにいるのに俺は・・・。母ちゃんに何もしてやれない】

 

管につながれ眠る母。

 

【・・・そしてその日、意識は戻らないと言われていた母ちゃんは・・・】

 

「・・・龍之介」

「!」

 

母は、驚く龍之介の手を繋ぎ、優しく微笑みながら言った。

 

「・・・ごめんね。龍之介のホームラン、見られなくて・・・」

 

『ピー』

心臓が止まったことを表す音が鳴り響いた。

 

【・・・母ちゃんは望んで死んだわけじゃない。母ちゃんは悪くない。・・・なのに最期、俺にあやまったんだ】

 

蔵の中に現れた化物の攻撃を、棒ではらい、かわした龍之介。

 

【・・・きっとそのせいだ。コハルが痛みをガマンしてまで、俺に「ゴメン」を言うたびに、胸にトゲが刺さるのは】

 

父から預かった棒を構える龍之介。

 

【・・・だからコハル。お前はもう悪くもねぇのにあやまんな】

 

化物から、新たなカマを持つ触手が現れた。

 

【兄ちゃんが今日ここで、ホームラン打つからよ】

 

妖怪(きょうふ)を超えろ・・・!

 

カマを持つ触手が龍之介を目がけて飛び出してきた。

龍之介は、それを見切り、棒ではらった。

 

”見える・・・!!蔵の中は真っ暗なのに・・・。こいつの姿が・・・。動きが見える・・・!!”

 

龍之介は、足を踏みしめると、父の言葉を思い出した。

 

 

「この棒を使える者の条件は一つ。『ありえない事』など無いと知っている事・・・。つまり『蒙』が啓いている事だ。そしてお前はすでに、この条件を満たしている」

 

龍之介は棒をしっかり握った。

 

「あとは心でこう叫べ・・・!!」

 

龍之介は飛んできたカマに向かい、思い切り棒を振った。

 

”伸びろー・・・!!”

 

化物の目に届く棒。

 

”如意棒ー!!!”

 

龍之介の持つ棒は長く長く伸び、化物の体を真っ二つにした。

飛び散る化物。

 

棒は『シュルルル』と音を立てながら、元の長さに戻った。

 

ハアハアと、荒い息をする龍之介。

 

化物は溶けていった。

 

「・・・」

 

龍之介は天を仰いだ。

 

”見てるか母ちゃん・・・”

 

龍之介は、やり遂げた顔をしていた。

 

”・・・俺、ホームラン打ったよ・・・!!”

 

外で待っていた父は、そっと蔵の扉を開けた。

 

開いた扉から射し込む光。

 

「・・・お、お兄ちゃん」

「!」

 

光に照らされたコハルが言った。

 

「・・・。・・・ご・・・」

「・・・」

 

コハルは一度口をつぐみ、顔を上げて言った。

 

「・・・ありがとう」

 

涙を流しながらも、満面の笑みのコハル。

 

「・・・おう!!」

 

龍之介も、涙を浮かべながら笑顔で答えた。

 

【気がつくと、空はもう白んでいた】

【色んな事が変わってしまった、長い長い夜が明け】

【・・・俺たちは、家族になった】

 

コハルを背負う龍之介。

 

作業場で電動丸のこを使い、無造作に如意棒を切る父。

それを見て、唖然とする龍之介。

 

「・・・よーし、切れた。ホレ、こっちがお前の如意棒だ」

父は汗を拭きながら、切った如意棒を龍之介に差し出した。

 

「「ホレ」じゃねぇ!!そんなんでいいのかよ!!」ツッコむ龍之介。

 

「いいんだよ。おれもこうやって貰ったんだから」

父はそう言うと、人前では絶対伸ばさないようにと念を押した。

如意棒の能力はコハルの超常的能力と同じで、見た者の『蒙』を啓きかねなかった。

 

如意棒を観察していた龍之介が不意に言った。

「・・・如意棒って、あの如意棒だよな?」

「・・・そんで、裏の寺には『三蔵法師』の像があるよな?」

 

龍之介はドキドキしながら、思い切って父に聞いた。

「・・・つー事は、もしかして俺達は、『孫悟空』の子孫なのか?」

 

「・・・違うぞ?」

アッサリ否定され、顔を赤くする龍之介。

 

「世界に選ばれし勇者」じゃなくて残念かと聞く父に、そんなんじゃないとそっぽを向く龍之介。

 

そんな龍之介に、父は、「全く関係ないわけでもない」と言った。

西暦七世紀。中国「唐」の時代・・・。世界に妖怪があふれた時代。

玄奘三蔵は、如意棒で妖怪を退治する為、従者を連れ旅に出た。

各地で如意棒の力を見せ、それを人々に分け与える旅だった。

そうして切り分けられ、子々孫々伝わってきた内の一振りが、龍之介のもつそれだった。

 

妖怪を滅ぼす如意棒を受け継いだ一族の宿命。

だから父には、それを龍之介に伝える義務があった。

 

龍之介は、「世界に妖怪があふれた」理由を父に尋ねた。

龍之介の思った通り、当時コハルと同じ能力を持った者が、悪意を持ってそれを使ったからだった。

世界を一度滅ぼしかけた者を、如意棒を受け継いできた父たちは、混世魔王『系』と呼んでいた。

 

父は、コハルは優しい子だから、余程の心境の変化が無い限り、たとえ死んでもその力を自ら使う事は無いだろうと言った。

父がコハルを連れてきたのは、コハルに「人間」をより深く愛させる為であり、万が一の時の保険だった。

 

「コハルの力をねらう者・・・『混世の従者』に、コハルを奪われた時の為のな」

 

驚愕する龍之介に父は言った。

混世魔王には当時、忠実な従者たちがいて、その目的は一つ。

 

「世界を妖怪で満たす事」

 

混世の従者たちは世界中に拡散し、各地で妖怪を生み出した。

 

そいつら全員がコハルと同じ力を持っていたのかと聞く龍之介に、父は否定した。

「一言」で蒙を啓くコハルは特別だった。

しかし、時間をかけ、特別な手順をふめば、能力のない普通の人間にも、他人の蒙を啓く事はできる。

そして、いまだに存在し続けている混世の従者が、コハルの存在に気付けば・・・

 

「あらゆる手段を使い、コハルに能力を使わせるだろう・・・」

 

文化センター。

『妖怪と民俗公演会 第十二回』

 

正面に座る一人の少年と、その両脇に立つ、不気味な仮面をつけた人物達。

 

「それでは皆さん、ごきげんよう」

少年が言った。

 

少年の目の前で、牛鬼に似た巨大な妖怪に殺される人々。

 

「さようなら」

 

人々が叫び、逃げまどう中、微動だにしない少年。

 

倒された机や椅子の中に、人々の遺体が転がっていた。

天井からは『ピチャピチャ』と血が降っていた。

 

倒れた妖怪の上に座る少年。

その肩には如意棒があった。

 

「・・・一人も生かさなくて良かったのか?サイ」

仮面の一人がそう問いかけた。

 

「・・・言ったでしょ、石燕。今回の啓蒙活動は、あなたの力量を測るためのものです」

 

少年は続けた。

「結果には満足してますよ。あなたの才能のおかげで、結構な人数の恐怖を一つの形にまとめる事ができました」

 

少年は、他人の蒙を啓くのに、わざわざ長い時間をかけて「ガスライティング」をしなければいけない自分はダメだと言った。

 

「・・・これじゃまるで足りない。これじゃまるで・・・ただの人間みたいじゃないか」

と落ち込む少年。

 

「お前のせいではない・・・が、計画の為には役者不足なのもまた事実」

もう一人の仮面の人物が言った。

 

「ああ・・・早く君が欲しいよ・・・。系」

少年は立ち上がり、言った。

 

「・・・いや、今は、『杜子春』か」

 

【サイケイ記】

 

妖怪(きょうふ)を引き連れ、禍が迫る・・・。

 

感想

恐怖に打ち勝ち、化物をやっつけた龍之介の顔は、まさに「やり遂げた顔」でした。

父が、如意棒を電動丸のこで切り分けた時は驚きましたが、そうやって受け継いできたのだと知ってホッとしました。

今回登場した「サイ」という少年と、その少年が「ケイ」と呼んだコハルとの関係が気になります。

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