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親愛なる僕へ殺意を込めて43話のネタバレと感想!B一の母が…

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4月27日発刊の2019年22号・23号週刊ヤングマガジンに連載中の「親愛なる僕へ殺意を込めて」43話のネタバレと感想です。

前回の内容は下記からご覧いただけます。

 

親愛なる僕へ殺意を込めて43話のネタバレとあらすじ

 

父親が”人殺し”になり、崩壊した八野衣家。

 

蝉が鳴く、夏のある日。

 

「八野衣さーん」

B一の家のチャイムを鳴らす浦島。

「いないのかなぁ」

浦島は汗をふきながら、玄関の酷い落書きや張り紙を見た。

 

その時、急にドアが開き、中からB一が現れた。

「・・・はい」

浦島は、B一の腕や頬のアザやケガに気付いた。

 

「もしかしてエイジ君?」

浦島は同じ目線になるようにしゃがんで言った。

「・・・はい」

「やっぱり!私はね、君のお父さんの友達で、浦島って言うんだけど、お母さんは家にいるかい?」

「・・・今はいないです」

いつ帰ってくるかわからないと言うB一の後ろを見ると、部屋中にゴミ袋が散乱していた。

 

浦島は、ケガについて尋ねた。

B一は、目をそらしながら、階段で転んだと答えた。

 

「その首のアザも転んだ時についたの?」

「知りません!本当に転んだだけです!」

B一は慌ててドアを閉めた。

「あ、ちょっと・・・!」

 

閉められたドアの外で立ちつくす浦島の目に、張り紙の言葉が飛び込んできた。

 

【悪魔の子を今すぐ殺せ!】

 

浦島はドア越しにB一に話しかけた。

「エイジ君、これは私の番号だ」

浦島はドアの隙間から、自分の名前と電話番号を書いた紙を差しこんだ。

「何かあったらいつでも私に連絡するんだ、いいね?」

玄関にしゃがみこみながら、紙をジッと見つめるB一。

「・・・みんながみんな、敵じゃない。それだけは覚えておいてくれ」

ジッと聞いていたB一だったが、紙を破って握りしめた。

浦島はB一の家を後にした。

 

暗闇の中で布団に寝転びながら、B一は考えていた。

 

”敵じゃないなら、なんでみんなして俺のこといじめるの?”

B一は、一緒に遊んでいた子供たちから泥を投げられた事を思い出した。

 

”なんで誰も、俺の言うことを聞いてくれないの?”

背を向ける母親を思い出した。

 

”俺のお父さんは犯人じゃない”

父からのバースデイカードを思い出した。

 

”って言ったら・・・、誰か信じてくれるの・・・?”

B一は、涙を流しながら、眠りについた。

 

蝉が鳴き乱れる朝。

B一は、隣の部屋から聞こえる物音で目を覚ました。

「・・・お母さん?」

 

「帰ってきたの?」

目をこすりながら襖を開けると、そこにはカーテンレールに首を吊り、苦しげにもがく母親の姿があった。

 

「かっ・・・ごっ・・・ごほっ・・・」

ギシギシと音を立てながら暴れる母親を見て、B一は思わず駆け寄った。

 

「お母・・・待って、今・・・。俺が支え・・・」

足を支えようとしたが、バタバタと暴れて支えられない。

「じっとして」

そう言ったB一の顔を、母親が蹴り飛ばした。

 

倒れたまま、母親の方を振り向いたB一に、母親は言った。

 

「しっ、しっ、死なせて・・・」

 

B一は、涙をためた目を見開いた。

 

B一は、近所の家に行き、玄関のドアを叩いた。

「だ・・・誰か・・・!た・・・助けて」

「うるせーなぁ。誰だ、こんな朝っぱらから」

中から若いカップルが顔を出した。

 

「助けて!お母さんが・・・お母さんが・・・」

必死で訴えようとするB一を見て、女が言った。

「・・・ねぇ、ちょっと!この子・・・隣の人殺しの・・・」

蔑んだ目で見下ろされ、絶望したB一。

B一は、閉ざされたドアの前で立ちすくんだ。

 

その頃、母親の両足は痙攣していた。

 

「誰か・・・!助けて・・・!助けて!早くしないと・・・!お母さんが・・・!」

泣き叫ぶB一を、無視する大人達。

 

【死ん・・・】

 

母親は舌を出し、息絶えた。

 

B一の脳裏には、蔑む人々の目が浮かんだ。

 

フラフラと歩くB一。

その目には涙が溢れ、ぐっと唇をかみしめていた。

倒れたB一の目の前に、浦島から貰った紙が落ちてきた。

 

”・・・みんながみんな敵じゃない。それだけは覚えておいてくれ”

 

紙を手に、浦島の言葉を思い出すB一。

 

”味方なんていない”

B一は思い切り紙を握りつぶした。

 

”敵・・・みんな・・・敵だ・・・”

 

ズキンと痛むB一の頭。

 

鳴き乱れる蝉の声。

 

”敵敵敵敵敵敵敵敵敵敵!!!”

 

激しく痛む頭を押さえながら、B一は思った。

 

”・・・ゆるさない”

 

カッと照りつける太陽。

 

”お父さんに罪を着せて・・・”

 

鳴き続ける蝉。

 

”お父さんとお母さんを、死に追いやった奴を・・・”

 

【必ず見つけ出して、復讐してやる!!!】

 

その時、何かが変化した。

 

「!?」

戸惑いながら、頭を抱え、割れるような痛みに耐えるB一。

 

その時、頭の中で声が聞こえた。

 

『でも5人も殺しておきながら捕まらず逃げ切ったヤツだ・・・』

 

『・・・手強いぞ』

 

『”ソイツ”がどこに隠れているかもわからない』

 

『誰も、信用できない』

 

頭の痛みはピークに達した。

気を失い、地面に倒れ込んだB一。

 

『復讐の気持ちを、表に出したらダメだ・・・』

 

『普段はできるだけいい子を演じよう。かわいそうな「殺人鬼の息子」を・・・』

 

『誰にも知られず・・・頼らず・・・』

 

『自分だけでこの”復讐”をやり遂げるために』

 

その時、B一の指が少しだけ動いた。

ムクッと、何事もなかったかのように起き上ったB一。

 

【そして、”もう一人の自分”が生まれた】

 

「あれ、どこだ?ここ・・・。ぼく・・・何してたんだっけ?」

周りを見渡すB一。

 

「ま、いっか。帰ろ」

 

感想

自分が現れた経緯を語るB一ですが、現れる前の記憶もあるんですね。

目の前で母親に首を吊られ、助けようとしたのに、死なせてくれと言われた時の気持ちを考えると、あまりにも辛すぎます。

その後も、母親を助けようと必死なB一を蔑み、無視する大人達には怖さを感じました。

 

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