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親愛なる僕へ殺意をこめて44話のネタバレと感想!”復讐”の時を待ちながらB一は・・

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5月13日発刊の2019年24号ヤングマガジンに連載中の「親愛なる僕へ殺意を込めて」44話のネタバレと感想です。

親愛なる僕へ殺意をこめて43話のあらすじをおさらい

父に罪を着せた真犯人を捜し出し、復讐を誓ったB一。

その瞬間、彼は”二つに分かれた”。

 

雪村京花殺人容疑の疑いで逮捕された浦島エイジの元へ、真相を確認するために、エイジと対面していた真明寺麗。

すると、エイジはもう一人の人格であるB一に交代していた。

B一は過去を振り返り、父親と母親を死に追いやった真犯人を捜し出し、復讐すると決意したこと、その時に”エイジ”という人格が生まれたことを告白したのだった・・・。

親愛なる僕へ殺意をこめて44話のネタバレとあらすじ

「その時に”エイジ”が生まれた。というわけか」

つぶやく麗。

「・・・初めのうちは、自分の身に起こった『異変』を、理解するのも時間がかかったな・・・」

B一は、新しい『二重生活』に慣れるのにさらに苦労したと言った。

「自分でそう望んだはずなのにな・・・」

俯き加減で静かに語るB一。

 

「『自分で望んだ』・・・か」

麗はB一の言葉を繰り返した。

何か言いたそうな顔だと指摘するB一に、麗は俯いて、聞きたいことは山ほどあるが、話はまだ続くのだろうと聞いた。そして、余計な中断はせず、まずは最後まで話を聞くと言った。

 

麗の言葉を聞いたB一は、膝元で両手を組むと、静かに語り出した。

「・・・俺はまだほんの子供だった。無知で脆弱な・・・。」

 

【ちんけなクソガキだった】

 

雪の舞う深夜。

『児童養護施設つばき』の中で眠る沢山の子供たち。

その中の一人がムクリと起きた。

 

【でもだからこそ俺は】

【自分が作り出した『半身の影』に隠れて・・・】

 

まだ幼いB一はあたりを窺うと、本棚から漢字や計算のドリルを取り出した。

 

【”知識”を身につけた】

【”力”を蓄えた】

 

そして、布団を被り、ひたすら同じ文字を書いた。

それは、『復讐』という文字だった。

 

【”復讐”の時を待ちながら・・・】

雪がとけて、ドサドサと枝から落ちた。

そして、桜の花びらの舞う季節。

養護施設に、浦島が尋ねて来た。

お昼寝の時間だと言われ、待つことにした浦島は、遠足で笑顔で写るエイジの写真を見ながら、エイジの様子を聞いた。

職員の女性は、児童養護施設に来た当初は不安だったが、今はよくやっていると答えた。

辛い経験は沢山しているはずだが、エイジはそういう素振りをまったく見せず、施設の職員よりよっぽど大人だと言った。

ただ、眠れないようで、夜中に起き出して何かやっていて、国語辞典を借りに来たこともあったと言った。

 

布団を頭まで被り、何かを書くB一。

そこには拙い字で、『真犯人→ほんとの犯人。』『えん罪→罪をなすつけられること。無実。』『二重人格→一人のにんげんに二人のにんげんがいること。』と書かれていた。

 

ドアが開いた事に気付き、急いで書くのをやめ、紙をまとめて頭まで布団を被るB一。

そこへ足音が近づいてきた。

その時、一枚の紙をしまい忘れていたことに気付いたB一。

そこには『復讐』と書かれていた。

「!?」

”や・・・やばい・・・!!”

だが、その紙の前で立ち止まった人物が、紙を拾い上げた。

紙を拾った少女は、その紙をジッと見つめた。

そして、B一の布団に視線を移すと、突然「パパーッ、コレなんて読むのー?」と駆け出した。

「なっ、マジか・・・!・」

焦ったB一は、慌てて布団から飛び出して追いかけた。

 

「パパー!ねぇコレー!!」と、紙を頭上に掲げて廊下を駆ける少女。

「乙ー?どうしたー?」と、部屋から顔を出した浦島。

そこに、B一が乙の背中に向かって、思い切りタックルした。

乙はベチャと顔面から転んだ。

「乙!?」驚く浦島。

B一が見ると、乙は泣き出した。

大丈夫かと駆け寄り、乙を抱き上げた浦島。

 

「・・・エイジ君」

浦島に名前を呼ばれ、急いで紙を後ろに隠したB一。

「すみません・・・。俺・・・」

そう言いかけたB一の後ろでは、大人たちがざわついていた。

「今の何・・・」「タックルしたよ、タックル」「なんで・・・」「ほら、あの子は・・・」

凍りつくB一。

 

浦島は乙を職員の女性に預けると、B一の元へ行き、おもむろに手を伸ばした。

そして、B一の頭に優しく手を乗せた。

驚いたB一は、浦島を見た。

「君も大丈夫かい?エイジ君」

優しく微笑む浦島。

娘が見ての通りのおてんばで自分も手を焼かされて困ると言って、乙の方を見る浦島に、乙はベーっと思い切り舌を出した。

浦島は、「それより、今日は君に渡したいものがあってね」と言うと、職員の女性が紙袋を持ってきた。

リボンで結ばれた袋をB一に渡す浦島。

 

「誕生日おめでとう!エイジ君!」

驚くエイジに、浦島は満面の笑みを浮かべた。

リボンをほどくと、中から新品のグローブが出て来た。

 

『たんじょうびおめでとう!!いつもいっしょにあそんでやれなくてゴメンな。このグローブで、あしたから父さんともうれんしゅうだぞ!!男と男のやくそくだ』

 

そう書かれていた父の手紙を思い出したB一は、グローブをギュッと抱きしめた。

そのグローブに落ちる滴。

B一は泣いていた。

 

思いがけない優しさが、”復讐”で覆われた心に沁み渡る・・・。

 

感想

父の無実を信じ、復讐を誓ったB一の心を、優しく溶かしていく浦島の存在にホッとしました。

傷ついたB一が、浦島から貰ったグローブを手に泣くシーンは、胸が締め付けられる思いがしました。

B一が浦島に心を開いてくれることを願います。

 

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