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ジャンプ読み切り!アンデッド+アンラックのネタバレと感想!

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アンデッド+アンラック

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2019年第9号週刊少年ジャンプに掲載されている読み切り「アンデッド+アンラック」のネタバレと感想です。

ネタバレ

”今日こそ死んでやる”

 

陸橋のフェンスの外側で、絶え間なく走る電車を見下ろす少女。

周りからは、なだめる声が聞こえてきた。

その中の一人のおじさんが、「生きていればいい事があるハズだよ!!」と、彼女に向かって手を伸ばした瞬間、「ダメ!!触らないで!!」と避けた少女。

その時、もう一人フェンスを越える男が。

 

「やっぱりアタシは早く死ぬべ・・・き・・・」

と言いかけたその時、少女の背中にぶつかる男。

 

振り返った少女の目に映ったのは、上半身裸で、額にはカードの様な物が突き刺さった、怪しい男だった。

 

慌てて離れる少女に、男は、いい場所選(センス)だからこれをやると言うと、カプセルを渡した。

思わず受け取った少女に、自家製硫酸カプセルだと説明した。

男の口元はすでに焼けただれ、歯も溶けていた。

「折角死ぬんだ。楽しめよ」と言い残すと、カプセルを返そうとした少女を無視して躊躇なく飛び降りた。

少女は、男が笑っていた事に気付いた。

 

男は電車に轢かれ、バラバラに。

少女は呆然としながら、また自分のせいだと思ったが、触れていないことに気付き、急いで男の元へと向かった。

 

下では運転手が首をかしげていた。

電車には何の形跡もなかったからだ。

 

そこへ、ゴロッと転がってきた男の頭。

少女が見守る中、どんどん男の体が再生し始めた。

見る見るうちに完全に戻った男は、落下ダメージも欲しかったと飛び降り方の反省をしていた。

 

思わず「ゾンビ・・・!!」と叫んだ少女に、男は「俺はゾンビじゃねぇ!!不死だ!!」と少女の口を掴んだ。

男の説明によると、ゾンビとは何かに感染して死んでる連中で、自分は死ねない不死者だという。

 

納得しつつも、何にも覆われていない自分の顔を触った事を怒る少女。

「来るよ・・・不幸が・・・!!」

不思議に思う男の元へ、狭い路地をわざわざ横になって入ってきた車が迫ってきた。

男はひかれ、電柱まで飛ばされた。

 

「やっぱり来た・・・両手で触れるから・・・」と呟く少女の言葉に、

「待て・・・詳しく、話せ」と引き止めた。

 

公園に移動した二人。

話しても信じないと言う少女に、不死の自分なら信じないことはないと言う男。

 

少女は静かに話し出した。

自分に触れると不幸になる。

気付いたのは10才の頃、両親の海外出張を見送った時だった。

 

その間も児童遊具で自殺を図る男。

 

少女は続けた。

一週間離ればなれになるからと沢山抱いてもらった10分後に原因不明のエンジントラブルで飛行機は爆発炎上し、両親を含めた二百七十人が死んだ。

その時は自分のせいだと思ってなかったが、体育の時間に組む子がやたらとケガをして分かってきた。

触れ合う時間や面積で、すりキズから骨折など規模が変わる。

だから両親の事故も自分のせいだと納得して、肌はなるべく出さなくなった。

 

男は、飛行機事故は少女のせいではないと言った。

おもむろに少女の服をたくしあげると、胸を揉みながら続けた。

少女の能力は対象のみ発動する。対象外を巻き込んでるから飛行機事故はただの大事故だと。

 

いつまで揉むのかと怒る少女に、実験だと男は言った。

すると、回転式の遊具が外れ、男を巻き込み、遊具の中で振り回され、電柱にぶつかり、折れた衝撃で切れた電線が遊具に当たり感電した。

”さっきより、不幸が強まってる。やっぱり私は・・・”

 

死んでしまったかと思い、責任を感じた少女だったが、男はすぐさま復活して嬉しそうに言った。

「いいね!!最高だ!!」

たった数秒でこれなら分単位でふれたらどうなるか、条件をもっと調べると張り切る。

「お前の出せる最大の不幸を自分によこせ!!もう死ぬなんて考えるな!!お前は素晴らしい!!俺が死ぬ為に、死ぬ気で生きろ」

 

高笑いする男のそばで、静かに涙を流す少女。

 

”生きろ”

 

ずっと誰かに言われたかった言葉だが、言ってくれたのがこんな奴なんて、と思わず泣きながら走り出す少女。

 

そんな少女の後を追いまわし、触っては不幸に見舞われる男。

その様子を監視して、電話で報告しているリッパーという男がいた。

少女をしばらく泳がし、能力把握後に捕縛する事になった。

 

夜になってもまだ追いかけまわし、少女を触る男。

頬を触ると、野球のボールが軽く当たっただけだった。

男は、威力の低減に持久力が関係しているのかと疑問に思ったが、少女はどうでもよかった。

自分が死ぬ為に、少女にしっかり食べて寝て休むように言う男。

少女が反発しながら、被っていた帽子を取ると、中から長い髪が現れた。

少女は美容院にも行けなかった。

 

男のお陰で明日死ぬ決心がついたと話す少女を置いて、鋏を買ってきた男。

大昔に美容師だった事もある男は髪を切らせろと近づく。

男は不幸に邪魔されないように、自分の胸を触らせておいて、少女の髪を切った。

男の肌に触れた少女は、一瞬我を忘れた。

終わったと声をかけられ、我に返って手を離すと、男に二本の街灯が倒れてきた。

 

街灯の下敷きになりながら、男は少女に当面の生活資金だと言って百万を渡した。

誰から盗ったのかと心配したが、額に刺さったキャッシュカードで下ろしてきたと言う。

そして、「俺の為に生きろ。休め、明日の不幸の為にな」と言った。

持ち逃げするかもと言う少女に、それが出来ないから不幸なんだと男は言った。

少女はネットカフェに泊まり、男について考えていた。

あんなに誰かの肌に触れたのは、7年ぶりだった。

 

翌朝、ネットカフェから出た少女は、お礼を言おうか迷いつつ男の姿を探していた。

そこへ、またもや後ろから胸を揉まれ、男を殴る少女。

その時、上空の飛行機から落下してきた荷物に男は潰された。

 

目撃した人たちが騒ぎ出し、どうしようか迷っていると、突然何者かに薬品を嗅がされた少女は、薄れる意識の中で、男が首を切り落とされるのが見えた。

 

刀に血がついていないと興奮するリッパー。

男の血は体外に出ると蒸発する為、刀サビを気にせずに切り放題だと喜ぶリッパーだったが、部下からボスに献上するからダメだと言われる。

代わりに少女を献上すれば赦してくれるかもと、全身に袋をかぶせられた少女を見て笑った。

 

男の様子を尋ねるリッパー。

男は固い箱に閉じ込めれば再生できなかった。

 

その言葉に男も捕まっている事に気付く少女。

ここがどこで、誰に捕まったのか不安になる少女に、リッパーは耳元で言った。

他人の運を否定する能力はレアで、殺傷能力も高い。

差別してきた奴らを見返したくはないか。

リッパー達の組織はそんな連中を絶やす為にあり、メンバーになれば解放すると。

 

少女は言った。

この世界も人も恨んではいない。ただこの力が憎く、死ぬ事ばかり考えていた。

でもそんな自分に触れるバカがいて、理由は最低で、触り方も変態だけど、ちょっとだけ楽しくて。

「もしかしたら、この不幸に・・・勝てるかもしれない!!」

 

少女は布を突き破ると部下の顔に触った。

少女は男から渡された硫酸入りのカプセルを使ったのだった。

触られた部下の頭には鉄筋が落ちてきて、持っていた男の入った箱を落とした。

その箱にたまたま鉄筋が刺さって、開いた穴から男の体が復活した。

頭には箱をつけたままで、下は裸のため、驚いた少女は思い切り男の股間を蹴った。

 

口げんかする二人に、7:2だが今の状況が分かっているかとリッパーが聞いた。

男は不死なだけで、戦闘は素人だろうと高をくくったリッパーに、額のキャッシュカードを抜きながら男は言った。

「確かに、現在はな。昔は、違う!!」

男は、普段は容量不足の為、大脳皮質に栓をし、百数十年分の記憶を閉じ込めていた。

そして、少女を自分の首に捕まらせると、部下の一人から拳銃を奪った。

男の肌に直接触ったことを心配する少女に、いい不幸を頼むと言う男。

 

男に向けて銃を乱射してきた敵達。

その時、男に大量の鉄筋が落ちてきて積み重なり、少女のバリケードとなった。

 

部下の一人が男の頭がない事に気付いたが、すでに男は上半身まで再生し、銃を乱射して部下達を全滅させていた。

 

リッパーは、再生だけでなく、百数十年で培った技術も武器なのかと関心しつつ、なぜ彼女を庇うのかと尋ねた。

男は答えた。

「気に入った!!長年の勘が言ってんだよ。こいつといれば、当分楽しめるってな」

 

その言葉を聞いた少女は嬉しくて泣いた。

そして、対象だけじゃなく、近くの人も巻き込む方法を知っていると男に言った。

 

”もう・・・できないと思ってた・・・”

 

その方法を受ければ、リッパーを吹き飛ばせて自分も死ねるかも知れないと理解した男は、「早くしろ」と言った。

少女はその言葉を遮ってキスをし、ダッシュでその場を立ち去った。

 

男は、刀で切り刻まれながらもリッパーを抑え込みながら言った。

強いのに勿体ないが、自分と少女に出会ったのが運の尽きだと。

 

二人に向かってきた不幸は、海から突っ込んできた巨大な船と、宇宙から落ちてきた衛星だった。

「いいね!!最高だ!!!」

 

少女の後ろで起きた大爆発。

振り返り、悲しげに目を伏せた少女の足元に、男の一部が。

少女の目の前で再生した男は、足元に飛んできた金属片を額に刺すと、なんで泣いてるのかと少女に聞いた。

 

もう一度会えた事が嬉しくて涙を流す少女に、男は「次はセッ〇スだな」と少女に迫った。

 

「台無しだよ!!」

 

『死ぬのはまた今度にしよう』

『コイツといれば、当分楽しめそうだ』

 

感想

自分に触れた人が不幸になる少女と、絶対に死ねない男。

そんな二人がどのように関わっていくのかと思いましたが、読んでみるとうまく融合していて楽しかったです。

死ねない男はいずれまた一人になってしまうのかもしれませんが、せめて少女といる間はお互いが寂しくなくなるので良かったです。

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